BLOG 2016年04月
2016/4/27(水) 震災14日目
午前7時、町内放送で「授業再開」のアナウンス。
町内放送といえば、
「高齢者が散歩に出かけて帰ってこない、見かけた方は・・・」、
「ダックスフンドの子犬がいなくなりました、見かけた方は・・・」と
いうくらいだったのに、最近は頻繁。
合志市の小学校、中学校の授業再開という放送の最中に震度2の地震。
もうだれも、震度2や3では動じない。
しばらくして、ランドセルを背負った児童たちがペチャクチャとお喋りしながら歩いてきた。お友達と久しぶりに会ったんだろう、ほんと嬉しそう。
白いヘルメットで通学の中学生も元気にペダルを踏んでいる。
この何でもない朝の光景、何日ぶりだろう。
普通っていいな!
テレビのインタビューで幼児を抱っこした若いお母さんが、
「水も電気もガスも普通に使っていたのに・・・こんなになって、普通である有り難さをしみじみと感じました」。
普通ってこのうえない幸せなことなんですね。
2016/4/26(火) 震災13日目
もう 大丈夫かなと思ったら…夜中1時過ぎ、揺れる揺れる。
3回も続いた。
もう こうなったら地震は日常の事と開き直るしかない。
今朝、テレビで年配の男性が「地震は止みそうにないから、もう開き直るしかない、大きな地震が来たら来た時のこと」と言っていた。力強いことばです。その通りだと思う。恐れおののいていても何にもはじまらない。
また、益城町の避難所、広安小学校では小学生の女の子2人が、「ニコニコボランティア」とダンボール片に書き、それを首からぶら下げて、高齢者のお世話やトイレなどの清掃をしている姿を映していた。2人で始めたニコニコボランティアも、今、下級生たちも参加しているそうだ。
とても立派です。
失うものもあれば得るものも大きい!!
2016/4/24(日) 震災11日目
早朝、小雨の中、住民が集まって道路や公民館などの片づけ。
今日は日曜日でもあり家の中を片付ける人が多いだろう。
昨日は久しぶりに体に感じる揺れが少なく、もしかしたらこのまま静かになってくれるかなと少々期待したが、午前1時半ころ、ガタガタガタと音を立てて揺れ、かすかな望みを打ち砕かれてしまった。
このあたりの家は見た目には損傷がないが、このまま揺れが続くと危ない。
専門家が「揺れ疲れ」という現象を指摘していた。
母宅は、あの本震(2度目の震度7)で玄関やお風呂場の壁などに亀裂が入り、室内は家財道具などが散乱したままの状態だったが、今日、夫とともに母宅の片づけに行く。
母は地震後、夫宅に身を寄せていたが、どうしても自宅に帰るときかない。言い出したらテコでも動かない頑固な性格だからしかたない。
2016/4/23(土) 震災10日目
午後から、また雨が降るらしい。
町内会の放送で明日(日曜日)、道路に散らばるブロック片や木の枝などの片づけ作業を知らせていた。人手が足りないので一人でも多くの参加を呼び掛けていたが、ここは高齢者が多いのでなかなか人が集まらない。
昨日、地元局のニュースで、熊本市のボランティア募集に予想以上の人が集まり、担当者が「せっかく来てくださったのにお断りすることになり、ほんとうに申し訳ない」とインタビューに答えていた。
人手が足りず困っているところがたくさんあるのに、何とか横の連携はとれないものだろうか。
役に立ちたいと善意で駆けつけてくれた人たちだから、家の片づけなどで困っている人たちのこともきっと助けてくれると思うのだけど・・・。
福祉避難所の様子が映された。
もっと大勢の人が集まっているのかと思ったら、意外と少ない。
車椅子の人や介護を要する人はあんなものじゃない、もっともっとたくさんいるのに。
福祉避難所の存在を知らないのではないのか。
管轄の担当者が要支援者のところへ案内に行く余裕がないのかもしれない。
要支援の対象となる人たちは、自ら積極的に手をあげることはほとんどしない。
いろんな方の手をわずらわせるより、控えめにしていることのほうが多い。
だから、そういう避難所があるから行きましょ行きましょ、と連れていくことが望ましい。
いま、心細く思っている高齢者や障害をもった方々のそばに寄り添う人も必要だと思う。
2016/4/22(金) 震災9日目
雨あがる。
朝からポカポカと春の陽気。
昨日は午後5時過ぎには避難準備が解除になった。
さいわいにも雨による大きな被害は伝わってこない。大事に至らずに本当によかった。
車中泊が5日ともなると肩や腰のあたりが痛い。
車種がわりと大きいワゴンタイプだからまだいいけど、軽自動車など小型車に車中泊している人は辛いだろうな。
昨日は比較的、揺れが少なかったので、もしかしたらこのまま収まってくれるかなと思ったが、夜明け前、かなり車が揺れた。
ゆうさんは頑として自室でやすんでいるそうだが、このところの地震音が変わってきたという。ドーンという音に続きガシャガシャと、家財道具やガラス製品の揺れる音だったのが、今は、前触れもなく床の下からゆっくり揺らすかのように、そして天井あたりがミシミシというきしみ音を立てるという。
ずーっと揺れているからあちらこちらにズレが生じているのかもしれない。
怖いのはキラーパルスという現象。
一秒の揺れでも度重なっていくと倒壊を起こすそうだ。
もう、震度1以上の揺れが700回以上もあるわけだから、ズレがあっても不思議ではない。何の損傷もなく大丈夫のようでも、キラーパルスが不安。
何とか持ちこたえてほしい。
徐々にライフラインや交通も回復してきている。
ボランティアセンターも開設され、すでにボランティアの方々も集まってきている。
食事や宿も自己で確保、自費で生活しながらの奉仕。本当にありがたいことです。
決して無理せず、どうか健康に気を付けていただきたいと願います。
2016/4/21(木) 震災8日目
予報通りの雨。
まさに弱り目に祟り目、きっちりと勢いよく降ってきた。
午前11時20分に町内放送で「避難準備」の発令を聞いた。
県内いたるところに、地震および大雨警戒、土砂災害警戒のための「避難指示」、「避難勧告」、「避難準備」が発令されている。
このまま雨が続けば「避難指示」に変わり、指定の避難所に行かなければならなくなる。
地震がおわってないのに・・・朝から何度も揺れているのに激しい雨とは・・・いじめますね、とことん!
橋谷君にご家族から電話があって、瓦が落ちた屋根から室内に雨水が漏れているとのこと。
今日の雨で、目立った損傷がないにもかかわらず雨漏りする家が意外に多いのかもしれない。これだけ、毎日数え切れないほど揺れているのだから影響がないわけがない。
さっき、やっと営業再開したスーパーに出かけたが、途中、細い道で離合のため左に寄せたら左前輪がぬかるみにはまってしまった。舗装路ではなく、しかも左側はあぜ道だから、アクセルを踏んだらますます、めりこんでしまった。地震、雨で地盤が緩んでいるんだと思う。
助手席のゆうさんが、土砂降りの中、鬼の形相で「うぉーっ」と渾身の力で車を押した。
助かったー。ゆうさんが言うには、踏ん張る足が沈み、いつもと違うらしい。
スーパーの駐車場は満杯、店内もいっぱい。
いつもと違うのは、子供を連れたご家族、お年寄りと息子さん?とか、「お母さん、今日なに食べる?」と娘さんらしい人の優しい声、いつになく店内がアットホームな雰囲気なのである。地震の悲壮感なんて全く感じられない。
レジの周辺でも「どうでしたか?大丈夫でしたか?」というやりとりがあちらこちらで。
これってなんだろう?期せずして、久しぶりのあったか爽快感を味わった。
雨が一層激しくなる。
地震に雨、何もなければいいけれど・・・・。(15:35)
2016/4/20(水) 震災7日目
早朝から、ホームページに掲載している地震速報の記事を収集。
ゆうさんはご近所の高齢者宅にエコノミークラス症候群のこと、頻発する空き巣のことなど注意喚起に大わらわ。このあたりは高齢者が多く、遠くの避難所へ出かけるのがおっくうで車中泊をしている。
私も車中泊ですから、筋肉痛など体調がどうもいまいち。
高齢者に水分補給や足の運動など説明してあげないと体調を崩してしまう恐れがある。
それにこのあたりの人はちょっと出かけるくらいでは施錠をしない、それだけ長閑な地域だけど、隣町でも空き巣事件があったので施錠の事なども話してあげないといけない。
なにしろ、役所や自治会など音沙汰なし、消防団も無いので、60代でも最若手のゆうさんが自転車で駆け巡っている。
技術担当、橋谷君も自宅の屋根瓦がほとんど崩れ落ちるなど大変な状況の中、被災したお客様のところへ伺いパソコンの回復などに懸命。
昨夜はお布団で寝れるかなと思ったけどそうはさせてくれなかった。夕方、震度5強の揺れがあり夫の母、兄夫婦も車を持ち込んでともに同じ場所で車中泊。
被害が大きい益城町では1万人の人が車中泊をしているという。
集団の中では眠れない人や乳児や幼児の鳴き声を気兼ねしたり、また、愛犬や愛猫を連れている人など、多くの人が車での生活を余儀なくされている。
昨日、車中泊をしていた40代の女性がエコノミークラス症候群で亡くなった。またノロウィルスの感染者が熊本市で4人、高熱を発するアデノウイルスの感染の恐れもあるという。地震がもたらす第二、第三の被害がいろんな形であらわれている。
17日、エクアドルで発生したⅯ7.4の地震で413人が死亡、2,600人が負傷しているという。国外のこととはいえ他人事とは思えない。
ほとんど報道されない、支援物資も届かない県内の小さな町村、またお隣の大分県のことも忘れてはならない。
いつまで続くんだろう。
疲れがでてきた。でも、大事な人を亡くし、家を無くして泣いている人もいる。
車中泊でも幸いと思い、耐えなければ。
被災した人でこのHPを見ている人がいらっしゃれば・・・
地震に屈しないよう、一緒にがんばり抜きましょう。
2016/4/19(火) 震災6日目
昨日、近くのスーパーが営業開始と聞いたので行ってみた。
とにかく車が多い。いつもはがら空きの道路が渋滞していた。
ダメだこれは・・・と思い引っ返そうにも渋滞にはまってしまって身動きとれない状態。高速道路が不通になっているので一般道が混みあっている。そこへ自衛隊の支援車などの列が続いているので終始渋滞している。いつもは20分くらいの距離が、途中近道をしても1時間かかってしまった。
やっとの思いでスーパーへ着いたら人、人、人。店内の陳列棚はすでにガラガラ状態。
何とか鶏肉1パックと小松菜、シイタケが買えただけ。
同行した母が言うには「ほんと戦時中の買い出しだね」。
帰って、ゆうさんに「はい、これだけ」と渡したら、収穫大と喜んでいた。
夕食はゆうさんが植えた里芋、じゃがいもやごぼうと鶏肉で筑前煮をつくってくれた。
筑前煮に小松菜とあげの炒め煮、しいたけと里芋の味噌汁。
みんな「ありがたいね いただきます」と感謝して食べた。
おにぎりひとつも食べられない人がいることをと思うと、ほんとうに恵まれています。
また、食事中にガタガタと揺れる。
今夜は室内で寝れるかなと思った矢先、夜8時41分頃ガタガタ(震度5強)と揺れる。
もしものことを考え今夜も車(ステップワゴン)で夫、母、さくらの4人で休む。
ところが1時間後にまた震度4の余震、それから微震が続きとうとう眠れない。車中泊が続くと疲れも取れないし睡眠不足も重なる。エコノミークラス症候群のこともあり母のことが心配。
食料も今日までは自家栽培の里芋とわさび菜などの野菜で何とかなったが、お店に商品が今日も入らないとちょっと厳しい。
県外の知人からの差し入れの連絡もあったが、今もって配送の手立てがないのでどうにもならない。まだ、おかゆという手段があるので何とかしのぎたい。
とにかく、もはや地震との闘い!
どうしても家を倒すまでやめないなら、やってみろ!という強い気持ちで立ち向かっていきたい。
2016/4/18(月) 震災5日目
16日未明に起きた本振とされる地震の2時間後、熊本市内に住む母を救出して、合志市の自宅に連れてきた。
散乱した室内で久しぶりに家族そろっての食事。昼食の最中、2度ほど余震があったが「今のは震度3だね」というぐらいで驚きもせず平然と食事を続けるようになった。
母は「戦時中みたいだね」と言っていた。私たちは散乱した室内でも食事ができる、益城町など避難をしている人たちのことを思うと、申し訳ないなという気持ちで食事をした。
先ほど食事中に外の町内放送で、町内で空き巣が多発しているということを知らせていた。
テレビでは、益城町でも避難をしている人の家に空き巣が入り現金を盗んだということを伝えていた。本当に信じられない。
とにかく一日も早く地震がおさまってくれることを祈るのみです。(のり子)
今朝のグッド!モーニング(テレビ朝日)で益城町の避難所から坪井アナウンサーがレポートするなかで、おにぎり配給の列に2時間も待ったがとうとう貰えずに、帰る後ろ姿がさびしそうでした・・・と伝えていたのがとても印象的だった。
かなりの物資や飲料水が届いているというのだが、なぜ受け取れない人がいるのか。多分、自治体の連携がうまく取れてないのだろう。とても困難な状況であることは理解しているが、今、一番必要なのはガバナンスの徹底だと思う。
各避難所、屋内散乱の家庭まで、被災地の把握を急がなければならない。避難所でも政府(自衛隊)自治体(役所等)ボランティア団体、個人のボランティア等、個々に活動する箇所もあり、本当に助けが必要な人の中に、配給の列に並べない人がいるのも事実。どうか、全国の温かい支援を先着順にしないよう指示系統の徹底、そして高齢者や疲労困憊の人々に寄り添っていただける人を配置して欲しいと願う。
高齢者のインタビューの中に「もうどうしていいかわからない、おにぎり食べても家は壊れてしまって帰ってもしようがない、もう家を建てるお金もないし どぎゃんしてよかかわからん」と泣いていた。いま、体力、精神的に疲労困憊の人々が多い中、これからの事などを含めてカウンセリングの設置も急務だと思う。 (スマイルビー 夕川)
2016/4/15(金) 震災2日目
昨日の午後9時26分のこと、事務所から自宅へ帰ろうと、車のエンジンをかけたと同時に
ガタガタとすごい横揺れ、まるで波に乗っかっているようだった。
瞬間、夜空に稲光が走ったような。ほんとに何が何だか、すぐさま、けたたましいサイレンとボリュームいっぱいの町内放送がはじまり、やっと地震だと理解した。
きっと阿蘇山が爆発したと思い、テレビをつけたら大騒ぎ、全国放送で熊本のことを生放送で伝えている。そこでやっと事の重大さを知った。神戸や東北の人、ほんと怖かっただろうなと実感。
母に電話してもなかなか繋がらず、それがとても心配だった。
やっと繋がって話をしたら、マンション4階の室内は散乱状態、近隣の住人は避難しているという。余震が続く中、とにかく母を迎えに出た。
事務所にはゆうさんが待機、安否を気遣ってくださる方々からの電話やSMSへの返信などの応対。午後11時過ぎから、帰宅した夫と母とさくらと余震の度に息を凝らす。
瞬間、夜空に稲光が走ったような。ほんとに何が何だか、すぐさま、けたたましいサイレンとボリュームいっぱいの町内放送がはじまり、やっと地震だと理解した。
きっと阿蘇山が爆発したと思い、テレビをつけたら大騒ぎ、全国放送で熊本のことを生放送で伝えている。そこでやっと事の重大さを知った。神戸や東北の人、ほんと怖かっただろうなと実感。
母に電話してもなかなか繋がらず、それがとても心配だった。
やっと繋がって話をしたら、マンション4階の室内は散乱状態、近隣の住人は避難しているという。余震が続く中、とにかく母を迎えに出た。
事務所にはゆうさんが待機、安否を気遣ってくださる方々からの電話やSMSへの返信などの応対。午後11時過ぎから、帰宅した夫と母とさくらと余震の度に息を凝らす。
2016/4/11 こんなにいただいても・・・
義姉が「タラの芽」を持ってきてくれました。
先日、花見の席で義姉に「タラの芽の天ぷらが食べたいな~」
と話したのです。
それで、これです。
こんなにいただいても・・・
たしかに今が旬で、天ぷらやお浸しにすると、すこぶる美味しいのです。
が、でも、これはちょっと。
そこで
早速、お隣さんへおっそわけで持っていったら
「うちもあるのよ~」。
このあたりの家に野菜のおっそわけは無用だと知りつつ、
タラの芽ならばと思ったのに・・・・
逆にほうれん草をいただいて、すごすごと帰ってきたのです。
というわけで、今晩の食卓は「タラの芽」づくし!
【一品目】
まずは、さっと湯がいて
そうめんダシにつけておきます。
「タラの芽のお浸し」です。
【二品目】
なまのままでさっとオリーブオイルとバターとベーコンで固めにソテー。
味付けは塩コショウのみ。
「イタリアンソテー」
【三品目】
「タラの芽の天ぷら」
こうなったら これでしょう。
ワインデ―は金曜日と土曜日に決めているのに、
これは仕方がないでしょ。
2016/4/5 春爛漫
春爛漫の候、皆様いかがお過ごしですか?
4月に入り入社式や入学式といったセレモニーが
全国各地で行われ、活気づく季節です。
全国各地で行われ、活気づく季節です。
希望を抱く若者たちのパワーが、新鮮でキラキラと輝いてみえます。
今、事務所の窓から外に目をやると「桜」「花桃」「木瓜(ボケ)」「椿」
「モクレン」「シャクナゲ」「水仙」「チューリップ」「パンジー」「ムスカリ」
などの花々を見ることができます。
本当に色鮮やかで、全身で春を感じています。
などの花々を見ることができます。
本当に色鮮やかで、全身で春を感じています。
人々の希望に満ち溢れた様子、また、光あふれんばかりに春の花たちが
咲いている様子を表現した言葉が「春爛漫」。
まさに今の時期にピッタリの言葉です。
庭の花桃 |