BLOG 2016年05月


  2016/05/28(土) 雨潸々と・・・  



朝から 雨さんさんと。

「このまま梅雨入りすると、玉ねぎとジャガイモの収穫が危ない」
とゆうさんが嘆いている。

雨の日に収穫すると玉ねぎもジャガイモも腐ってしまうからだ。
晴天が2日ほど続いたときにに収穫し、玉ねぎは2~3日天日干し、
ジャガイモは陰干しの後、ダンボールに入れて暗いところで保存する。

いずれも晴れの日が続かないと収穫できないのでやきもきしている。

一昨日、自治体職員のことを心配して書いていたが、
今朝の熊日新聞に、「多忙極める自治体職員 心が爆発寸前」という
記事が載っていた。

やっぱり・・・

熊本市は嘱託を含む約1万人にアンケートを実施し、
27日までに回答した約1,300人のうち、197人に「うつ」や
「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」の疑いがあった。

アンケートには「休みをとりたいが言い出せない」という人も。
通常の日勤を挟んで避難所での夜間勤務に当たり、
連続30時間以上の勤務になる人もいる。
また、震災後の時間外勤務が300時間を超えた人も多い。

益城町の職員も前に書いた通り。
「地震発生から1日しか休んでない」という人も多い。
休みたくても休めない理由に、
「担当業務の状況が刻々と変わる」
「休むための引継ぎの時間がもったいない」
「応援を受けている手前、休むにはプレッシャーを感じる」という。

罹災証明書の発行に当たる職員は、
「町民のため気持ちを高めて仕事をしている。つらいとは思わない」と。
ただ、町幹部は「クレームを直接受けるような部署では、心が爆発寸前に
なっている職員もいる。何とかしなければいけないが・・・」
と話している。

以上が今朝の熊日新聞に掲載されていた内容。

私も、在職中、決算時期になると、ほぼ毎日の残業でくたくたになった
という経験があるが、そんなもの比ではない。

お身体が心配です。



  2016/05/27(金) 子どもたちの元気な声  



昨夕のニュースで、益城町広安小学校の生徒たちが
元気にプール遊びをしているところを伝えていた。

大きな被害を受けた益城町の広安小学校は体育館や運動場が
今も使えない状態。
唯一、無事だったプールをいつもより早く開放、
子どもたちが満面の笑みで元気にはしゃいでいた。

やっぱり、子どもたちの元気な声はいい! 
子どもはそうでなくっちゃ。

プール遊びの後は保護者が昼食にカレーや豚汁を振る舞った。
「子どもが学校から帰るとおにぎりを欲しがる」という声に、
同校のPTAが炊き出しを発案。
母親ら15人が、地元産の野菜でカレー800人分と豚汁150人分を
作った。

プールではしゃぐ子どもたち。
保護者が作ったカレーを「おいしい おいしい」と笑顔で食べる子どもたち。

この様子を見ていた人、被災した人たちも、
みなさん、なんかホッとしたのではないだろうか。




  2016/05/25(水) お疲れさまです  



新聞に熊本市役所の職員の健康状態についての記事があった。

どんなに大変でしょう。

きっと、休む間もなく、持ち場以外の仕事を分担しているに違いない。
元職員だけに推測できる。
罹災証明書の発行も始まって、精神的にも疲労のピークに達しているのではないだろうか。


被害が大きかった益城の職員さんのご苦労も、想像を絶するものだと思う。
ほとんどの職員が被災者で、中には家族を亡くした人も、家が全壊した人もいるという。
それでも休むことなく町民のために職務に就いている。

先日、NHKニュースで益城町役場の職員のストレスについて伝えていたが、
「毎日、慣れない業務に追われ、それでも被災者の要望に応えているのか、いつも自問自答している」と泣きながら話していた女性職員がいた。この職員も家族を亡くし、家も全壊といっていた。

辛いでしょうね。
ほんとにお辛いでしょうね。

きっと、だれかが助かっていますよ。
きっと、だれかが感謝してますよ。

役所、役場の職員の皆さん ほんとうにお疲れさまです。



  2016/05/24(火) 「真夏日」  



きのうの暑さは真夏日。
お昼頃は室内で33度を記録。

もっとも全国の214地点で30度以上を超したそうだ。
梅雨入りはまだなのに、どうなってるんだろう。

きょうも、午前11時現在、29度。
とにかく蒸し暑い。
きのうの暑さとは違ってどんより、湿っぽい。

さすがにエアコンつけようかと思ったけど、
避難所やテント村で暑い思いをしている人たちのことを
考えるとスイッチが押せない。

これから、もっと暑くなりそう。

避難所の方、特にご高齢の方が心配です。



  2016/05/19(木) 五月晴れ  



透明な光 やわらかな風
    まさしく
       五月晴れ


        近所の鯉が悠々と泳いでいる。

           ♪いらか(かわら)の波と雲の波~
              ほんとに気持ちよさそう。

そう言えば、阿蘇の杖立温泉の鯉のぼりはつとに有名。
杖立川の上空を3,500匹もの鯉が泳ぐ、それはそれは壮大な光景。
毎年4月から5月6日までの開催だけど、今年は5月31日(火)まで
延長されるとのこと。
温泉に入って、浴衣がけで鯉のぼりを見上げるなんて、おつですよね。

杖立て温泉の鯉のぼり
http://tsuetate-onsen.com/1214

杖立て(つえたて)温泉は、阿蘇郡小国町にある温泉で、温泉街の一部は
大分県日田市に広がっており両県にまたがっている。
昔から「杖の助けを借りてやって来た人が、帰るときには杖なしで歩く」
という言い伝えがあるほどの名湯。




  2016/05/18(水) 麦秋  



       黄金色の麦畑が波をうつ
         色彩もさることながら麦の香りが・・・。


     う~ん、懐かしいというか、買ったばかりの麦わら帽子のにおいがする。



              実るほど頭を垂れる稲穂かな


         小さいころから、母によく言われたことば。

           「人間、成長すればするほど頭を下げるんです。

                決して図に乗ってはいけません!」と。


          梅雨入りの前の麦秋って人に一番やさしい季節かも。




  2016/05/15(日) 益城町へ  



今日こそは益城町へ


一度はこの目で見ておかなければと、
益城町へ向かった。

あれから、何度か出かけてはみたものの、
その都度大渋滞に阻まれ断念していた。

熊本市電の終点地、健軍町まで1時間20分かかった。

通常だと合志市から健軍町まで40分くらい。
健軍町から益城町は10分もあれば着くのに・・・
車がまったく進まない。

         それから40分ほどジワジワと。




      うわっ! 思わず声が・・・
          テレビや新聞で見た光景とは違う。





          今にも電柱が倒れてきそう、そんな恐怖が襲う。



                   これは・・・・









        倒壊などの恐れがある「危険」の赤い紙が貼られた家屋









これを見たら・・・安易にがんばって!とか言えない。

もう一度 震度7クラスが襲ってきたら、すべて倒壊するだろう。


未だ余震が続くなか、怖くて帰れないと車中泊している人たちの
       お気持ちがよくわかる。




  2016/05/14(土) 震災から1ヵ月  



4月14日夜の前震から1ヵ月。


地震による死者は49人。
未だ行方がわからない大学生が1人。
避難者は4月17日に18万を超え、今も、1万477人が
県内244ヵ所の避難所で不自由な生活を強いられている。

最も避難者が多い益城町は3,474人。

さぞかし、辛い思いでお過ごしのことと思います。
言葉になりません。

わたくしどもは屋根の下に暮らし、三度の食事をとることができます。
ほんとうに幸いなことです。
毎朝、スタッフともども、避難している方々のご健康をお祈りしております。



  2016/05/13(金) 震度4でも驚かず  



とうとう日常茶飯事になってしまった余震。

震度1~3 揺れてる、なんて誰も口にしない。
震度4   な~に収まるだろう
震度5   中腰 少し身構える
震度6~  きたー 逃げる態勢

体感もそうとう鈍ってきている。

午前1時05分ころ、震度4
「揺れてる?ま、収まるだろう」と寝ぼけ眼で天井を見ていたら、
何だか、長い、いつになく揺れが長い。
「うん?」と思ったところで止まった。

テレビをつけてみたら震度4、揺れはたいしたことないけど、
「やっぱり、家倒すまでやるんだ~」。

震度4ともなれば、町内の放送やテレビも生放送でアナウンサーが
注意喚起を促していたが、今やひっそり。
みんな慣れっこになった感がする。



  2016/5/9(月) ビートルズ来日50周年記念  



ゆうべの話、

夜9時ごろ、ゆうさんから電話。

「今すぐ、BS11見て見て、早く△×▲◎〇~」

まるで子供の電話。

チャンネルを変えると
そこにはポールマッカートニーが・・・・。
ビートルズ時代の歌、ミュージャンのカッコよい演奏、観客の盛り上がり。

ゆうさんも相当興奮している。

そのライブは
2009年のニューヨーク・シティ・フィールドで開催されたコンサートの模様で、
ビートルズ来日50周年記念番組だった。

今日はめずらしく8時ごろいそいそと帰るので、なんかあるな?とは・・・。
多分、ボクシングのテレビ観戦とか・・・
一人で飲みに行くことはないしな~とか勘ぐったけど。

そういうことだったのか。

当然、飲んでるんですね?

「これが飲まずにいられますか!」

「あれから50年! きみまろじゃないよ!
あのとき東京のコンサートに行きたくて行きたくて、高校さぼって、
家出して、東京に向かったんだ」

で、コンサート見に行ったんですか。

「見れるわけないだろ お金もないしチケットもあるわけないでしょ、
とにかくね、
ヒッチハイクして東京に向かいたかったの、
じっとしてられなかったのよ
わかる?」
だんだん声が大きくなっていく。

テレビの音ガンガン(♪I'm Down)と氷の音がカチャカチャと。
どうも最高潮らしく、話の途中、余震もグラグラときたけど、
揺れたね~なんて一言もなし、慣れは怖い。

あんまり飲みすぎちゃだめですよ、と言って電話をきる。

あの人はいつも冷凍庫にゴードンジンを常備しているから。
多分、今夜は飲みすぎるな。

飲んで涙ぐんで・・・・・ なんか想像できる。

東京コンサートから50周年か~ わかるな~その気持ち。
たまにはこんな息抜きしないと、ね!



  2016/5/5(木) 33年目の一般的結婚生活  



今日は母宅の片付け。
夫と二人だけど、戦力は夫一人。

ドアを入るとおぞましい光景。
まずはため息から・・・
今日で3回目だけど、なかなか思うように進まない。

大変なのは大変なんだけど、
片付けがはかどらない要因のひとつがこれ。

母に、この際これ捨てようよ、と言うと、

「それはダメって! また使えるから」

じゃ、これは?

「それもダメってば」 

「ダメ、ダメ、ダメ」

この繰り返し。

モノを大切にしたいという気持ちはわかるが、これじゃなかなか片付けが
進まない。

ボランティアの方に来てもらおうとも考えたが、
せっかく来てもらっても、片付けの最中に「それダメ これダメ」では、
申し訳ない。お願いしなくて良かった。

あーだこーだで何とか、母の寝室とキッチンが片付いた。
母はやっと我が家暮らし。

わたしの部屋まで片付けが出来なかったので、身の回りのものを
バックにつめて夫宅へ。
そういえば結婚後もずっと母宅から夫宅に通っていたので、
夫宅で寝食なんて初めてのこと、33年目にしての同居である。



  2016/5/4(水) 快晴 片付け  



連休に入って
ご近所も本格的に片付けが始まった。

このあたりの家は屋根瓦がズレてブルーシートで
雨をしのいでいる。
業者に補修を頼んでも、来てくれるのは早くても6月頃らしい。



夫宅の屋根は瓦が浮いた程度で早々に手当てが出来たが、
お隣さんはかなり酷い。今日は息子さんたちが駆けつけてきたみたいで、
親子で屋根に上ってる。

週末は雨の予報が出ているので懸命な作業。


ゆうさんも今日は自宅の室内と瓦。あの人は高所恐怖症だから心配。

橋谷君も自宅の室内と瓦、それに家業が花卉栽培でハウスなどの破損が
かなり深刻な状態という。

事務所の税理士さんも被害甚大の益城町が住まいなので心配していたが、
昨日、やっと連絡がとれた。

「やっぱり!」 

いつも明るい方で、「大丈夫!大丈夫! 家がダメになっただけだから、
妻も怪我なく、無事でよかった」と、元気に話された。

行きつけのお寿司屋さんからも連絡があった。
こちらの安否を心配してのことだけど、お寿司屋さんのほうが大変、
お店が半壊したとのこと。
それでも、お得意さんやご近所さんにありったけのネタでお寿司を振る舞われたとか。
さすが、行きつけの「たいしょう」です。

今日はいろんな方に元気と勇気をいただきました。

皆さん、たくましくて、頼もしい!

地震も日常化してしまい、いつ、ドカッときても不思議ではない。
壊れたら壊れた時の事、そうでも思わなきゃ。

地震なんかに負けてられない。