BLOG 2020年04月


2020/4/30(木) 春の陽気

このところ好天続き。

阿蘇谷では一足早く田植えが始まった。

そうか、春だったんだ。

そういえば、ゆうさんが、
昨夜タヌキと話したと言ってた。
なんでも夜中、寝室のサッシを叩いているような
音がするので、カーテンをそっと開いてみたら、
タヌキと目が合ったらしい。
双方、見つめ合った状態でしばし固まり、
「なにしてんの?」とゆうさんが言ったら、
「いえ、すみません」というような顔で、
スーッと忍び足で去っていったそうだ。

多分、タヌキは自分の顔に似てるなぁと
思ったんじゃなかろか。
想像すると吹き出しそうになったが、こらえていた。

また、朝でかけるとき、庭のもみじの下に
ウサギがちょこんと座っていたと言うし、
出勤時の農道には蛇が悠々と横切り、
キジまでも人間のように歩いていたとも。


この話、都会の人なら「ホントかい」とつっこむ
だろうな。でも、この辺りでは普通のはなし。

田舎は田舎だけど、やっぱ春の陽気で
いろんなものが表へ出てくるんだろうな。

そうか~
地球って人間だけのもんじゃないんだもんな。

動物や虫たちは常に死と向き合いながら黙々と
ひたむきに生きている。
エゴかも知れないが、そんな動物や虫たちの小さな命が
すごく愛おしく思える。



2020/4/20(月) 春の風

きのうは穀雨

穀雨とは、
田畑の準備が整い、それに合わせて雨が降る
ころをいう。
今年は4月19日、きのうにあたる。

まさに暦通り、きのうは雨。

雨上がりのきょうは見渡す限り、
色がイキイキ鮮やか。





このところ、いつもの小道を親子が
手をつないで散歩をしている。


一昔前は当たり前だったのに、今では
めずらしい光景。
もしや、子どもが家にずっといると若い親御さんは
どうしていいのか分からないのかもしれない。
こんなことってなかっただろうから。

きょうは親子連れを何度も見かける。


鯉のぼりが風を孕み、元気に泳ぐ。
薫風と呼ぶには早すぎるが、
とても心地よい春の風。


こんな癒される風景を医療現場の人たちに
見せてあげたい。
ここにいることを申し訳なく感じるが、
家にじっとしていることが、感染拡大防止へ
参加することになるのではないかと思う。

いま、医療に携わる人々は過酷を極める業務を
強いられている。
感染の恐怖、家に帰れず子どもにも会えない、
そのうえ家族にも及ぶ偏見や差別の事例が
生じているという。

どういうことなんだろう、耳を疑ってしまう。
でもマスコミに取り上げられている事実。

そんななか、
主要国や国内で、医療従事者、関係者に
敬意と感謝を込めた拍手でエールが送られている。
私も参加したい。
医療に携わるすべての人々、心配するご家族や
さみしい思いをしている子どもたちに、
心の中で拍手をおくりたい。

最前線で必死に立ち向かう人々に感謝します。
「ありがとうございます」


2020/4/18(土) ツツジ満開

久々になんといいお天気。


庭に出てみたら、どうしんだろう、もう、ツツジが。


2月に移植したにもかかわらず、
いつになく鮮やかに咲き誇る。

来客お断り、外出自粛の半月。
春の陽と花々にしばし安堵する。



ほんとに、しょうがない
じっとしてなきゃしょうがない
なにも考えず、かろんずることなく、
生にしがみつかなきゃ。
・・・という意気込み。



2020/4/14(火) 熊本地震から4年

4年前、4月14日の午後9時26分
グラグラグラッと地の底から揺れた。
息が詰まり「死ぬのかも」という恐怖を感じた。

それから小刻みに揺れが続き、余震に慣れたころだった。
4月16日午前1時25分、
グウォーーーグヮラグヮラガラガラと
ものすごい地響きとともに、
底からふるいにかけるような勢いで揺れた。

屋根が落ちたら死ぬだろうな、
なす術もなくベッドで固まっていた。

きょうは県内の被災地で犠牲者の追悼式が開かれている。
新型コロナウイルスの感染防止策で参列者は少ないが、
県民は自宅や職場で祈りを捧げているだろう。

まだまだ3千人以上の人々が仮設住宅で暮らしている。
やっと自力で、住宅の完成を間近にしたのに、
新型コロナウイルスの影響で建築資材の供給が滞り
見通しがつかない人たちもいる。

4年経って、
また、あの時と同じような不気味さが漂っている。

新型コロナウイルスが出現して、
今朝、元気な顔で話をしたのに、
二度と顔を見ることもなく遺影で再会したというのも現実。

世界侵略のコロナから避けるためには、遭わないこと。
遭わないためには、じっと潜んでいること。
もしかしたら、感染しているのではと思った方がいい。
絶対に人にうつさない、という行動は自分を守る。

コロナは終息しないだろう。
むしろ人間が支配されるのでは・・・。
極論かもしれないが、社会の仕組みより、
原始時代のように何よりも生きることを優先しなければ、
コロナには勝てない。
熊本の人たちは、どんな苦境に立っても
あの大地震の経験で「命の大切さ」を実感している。

死ぬのでは・・・という思いは怖いが、
所詮、人の「生と死」は背中合わせ。

わたしは生きるほうを選択する。


2020/4/2(木) 桜 雲

遠くから見たら、緑の畑にさくらの雲。


桜満開



朝の散歩道
いつもはだれかと出会うのに・・・

桜が咲くと
カメラを構える人
お弁当を食べる人
それはそれは華やか

なのに
だ~れもいない。


子どもたちの姿もない。

だけど、桜は堂々と咲いている。

そういえば、こんなに桜をまじまじと見るのは
久しぶり。

きれいだなぁ~。