BLOG 2018年10月

2018/10/29(月) 十月桜

今年も十月桜が咲いた。



小菊も。


さくらがいなくなって20日、


この秋はなんだかさびしい。


2018/10/9(火) さくら・・・旅立つ

16時57分
さくらが息を引きとった。


朝、また口元から出血、おしっこも出ていた。
もう虫の息状態で背中のかすかな揺れが
生きている証だった。
お昼ごろ、事務所入り口でドタッという音がした。
ゆうさんが飛び出していくと、さくらが
息も絶え絶えで倒れていた。
きっとみんなの傍にいたくて、渾身の力で
よろよろと歩いて来たのだろう。
そっと抱きあげ、事務所を一回り、庭に出て一周、
もはや見えるか見えないか定かではないが
とてもおだやかな表情をしていた。

途中、さくらは私に手を伸ばし、まるで何かを
話すかのように「キューンキューン」と声を出した。
わたしの目を見て、もう精一杯の声で話してくれた。

そして部屋に戻り、みんなが見守る中、
「生きたい、生きたい、生きたい」と3回、
痙攣をおこして息を引き取った。

とても悲しかった、でも、
「つらかったね 楽になってよかったね」
と頭を撫ぜながら声をかけた。

みんなも「よかった よかった」と・・・。

それはきっと、あの苦しみから解き放たれた
安堵感のほうが、悲しみの感情を上回っていた
からだと思う。

2010年10月5日(火)に突然現れて、
2018年10月9日(火)、
さくらは健やかな体で元気に旅立っていった。

きっと笑ってはしゃいで走っている。


2018/10/7(日) さくら 強いね

目覚めてすぐに、さくらのところへ。

良かった、息をしている。

退院の翌日から毎朝同じ思いで、さくらを
見守っている。

お昼前、さくらが定位置にいない。

え?まさか・・・
どこ? どこ?と探したらお風呂場にいた。

壁に寄りかかるようにうなだれ動かない。
鼻から出血、おしっこも出ている。
でも
生きている。


みんな集まって、そっと見守った。

もう覚悟ができているから、いざというときは
静かに送ってあげようと申し合わせていた。

1時間、2時間、3時間・・・、
さくらは耐えた。
信じられないほどの生命力。

突然、よろよろと歩きはじめた。
どこに行くかと思えば、なんと事務所の自席。
窓から外を眺めている。
鼻からの出血が顎まで垂れていて、何とも
痛ましい。
けれど勇ましい。

さすがにさくら。
まだ生きている。


2018/10/6(土) さくら 呼吸困難

今朝もさくらは抱っこされて散歩に出かけた。
液体フードも食べて横になっていた。

仕事中ではあるが30分おきに様子を見に行く。
お昼前、さくらの容体が急変。
呼吸が荒々しく、口からはよだれ、鼻からは出血していた。
「さくちゃん さくちゃん」と呼びかけるが無反応。
もうだめかと思ったが、30分ほどしたら落ち着いてきた。
私たちも一安心。

さくらは頑張っている。
生きようという力で。


2018/10/5(金) さくら頑張ろう、ね

相変わらずペットフードは一切口にしない。
水を少しだけ飲んでいる。

ただただ部屋の隅で横たわり、目をつぶっているだけ。


朝、ゆうさんがそっと抱き上げ、さくらの散歩コースを
辿った。さくらは喉の奥でニャーと言いながら、じっと
周囲を見渡していたという。
毎朝、よそ者が侵入していないか見回っていたので、
刺激になったと思う。

散歩から帰ったら、液体フードを注射器で口内に
流し込んだ。
昨日は要領がつかめず上手に与えられなかったが
今日は完璧。
口をもぐもぐ動かしているからひとまず安心。


2018/10/3(水) さくら 頑張って!

さくらのことが心配で眠れなかった。

夕方には検査の結果がわかる。
「元気になりましたよ」という言葉を期待しながら
病院からの電話を待った。

電話があった。

一通り説明を受けたが、結論は
「無理かもしれませんね」ということだった。
原因はわからないが、赤血球と白血球が著しく減少
しておりとても危険な状態と言われた。
ネコにはめずらしい症状で、治療法は輸血をする
ことらしいがリスクも大きい。
余命は1週間と言われ、改めて状況の深刻さに
みんなショックを受けた。
どうしたらいいんだろう・・・。

夕方、
ゆうさんが、今から迎えに行くと言い出した。
治療しても治らないのであれば、少しでも多く
抱っこしてあげよう。
そして、いつもの生活のなかで努力してみよう
と言った。

20時、さくらが帰ってきた。
元気がなく青ざめた顔で、前足の点滴あとには
テープが巻かれていた。
我が家に帰って来たさくらは見るからに弱弱しい。

さくら 頑張って!


2018/10/2(火) さくら 入院

2日前から食欲がなく、横になったまま
動こうとしない。

朝8時30分、ゆうさんが「おはよう」と
ドアを開けると、さくらがタッタッタッと
駆け寄り、バタッと横になり甘えのポーズをとる。
ゆうさんが「ハイハイハイ」とおなかを
さすって、「はい、行ってらっしゃい」と
朝の散歩に送り出す、これがさくらの日課。


なのに、さくらが動かない。

これはおかしいと、かかりつけの先生の所へ
連れていくと、熱が39度以上あり重症とのこと。
貧血の疑いもあり、点滴と血液検査をするため
入院することになった。

いつも元気なさくらが・・・。