BLOG 2016年07月
2016/07/30(土) 甲子園
連日の猛暑。
今日も、むぁ~と蒸し暑い。
いよいよ、来週はリオデジャネイロオリンピック。
何だか今一つ、オリンピックだ~というワクワク感がない。
期待感より、選手や観客大丈夫かな~という不安のほうが先に立つ。
もうひとつ、7日から甲子園球場で高校野球が始まる。
毎回、開会式だけは欠かさず見ているが、今回はとても楽しみ。
開会式で選手入場の先導を熊本県立東稜高校野球部の山門憲司主将、
開幕試合の始球式を熊本県立阿蘇中央高校野球部の倉岡真聖主将が、
それぞれ務めることになった。
両校とも出場校ではないが、熊本地震で被災した球児たちが活躍することで、
復興に向かう熊本の元気な姿を全国に届けてほしいと大会本部が立案したそうだ。
記者会見で山門主将は
「これまで支えてくれた人への感謝の気持ちを持って、堂々のと歩いてきます。」
倉岡主将は
「思い切り投げて、全国に熊本は元気だということをアピールしたい。」
と力強く話していた。
両校とも、チームメイトなどに大きな被害が出ながら、甲子園を目指して
頑張ってきたそうだ。
同じように、熊本の高校球児はほとんど練習はできなかっただろうと思う。
熊本の代表として、胸を張って力一杯、甲子園の土を踏んでほしい!
心から拍手を送り、応援します!
2017/07/29(金) 安らかに・・・
19人の尊い命が奪われた。
今も26人が心身ともに傷を負って苦しんでいる。
亡くなった人たちの名前はA子さんやB子さん。
遺族から匿名にしてほしいと強い要望がって
神奈川県警は19人の氏名を非公表にしたという。
公表されたのは性別と年齢のみ。
女性が10人、男性9人、名前はAからSまでの
19個のアルファベットが使われた。
子どもが障害者であることを知られたくない、
という親もいれば、障害児の存在を社会に隠すことなく
周囲に伝えている、という親もいる。
いずれの背景にも障害者や家族への差別、偏見が
あることは事実。
親御さんに強くなってほしい、子供のために負けないで、
と講演でも話してきた。
とは言っても、本当に事情は様々。
一概には論じられない。
ただ、障害を持った子供が生まれても
周囲を気にすることなく、1人の社会人として育てられる
環境になってほしいと思う。
せっかく生まれてきて名前もつけてもらったのに・・・。
どうか安らかに・・・
新しい世界で
大きな声で歌って、飛んで、跳ねて
友達たくさん作って、恋をして、
おいしいものいっぱい食べて
うんと楽しんで、くださいね。
2016/07/27(水) 地震 初のゼロ
今日も猛暑。
熊本地震の震度1以上の地震が26日、
初めてゼロになった。
4月14日の前震発生から104日目。
気象庁のまとめでは、4月14日~30日の17日間の
震度1以上は1,093回。
5月は520回。
6月は214回。
7月は25日までに97回。
累計1,924回だった。
いつかは終わるだろうという希望はもっていたが、
まだ1日だし、油断は禁物、だけど、収束してほしい。
2016/07/26(火) 悪魔の仕業
わたしの知る「人」の仕業ではない。
「障害者なんていなくなってしまえ」
そういって19人の命を奪った。
「障害者を大量殺人する」と言っていたそうだから、
もしかしたら、わたしも殺されたのかもしれない。
施設内の人々はあまりの恐怖にまだ震えが止まらず、
今も呻いているだろう。
連行される犯人は勝ち誇ったように胸を張っていた。
もはやモラルとかセキュリティー(保護)などで
片づけられるようなことではない。
生きていくには「運」が不可欠なのだろうか。
そう思わざるを得ない。
想像すらしたくない世界だったが、
身近な現実にどうやって構えようかと。
2016/07/25(月) 大和さんの車、発見
今日も猛暑かと思いきや、空は雲に覆われ
生温い風がゆらゆらと。
南阿蘇の阿蘇大橋付近で、車ごと土砂に流され行方不明に
なったとみられる大学生、大和 晃(ひかる)さんの車の一部
と思われる部品が発見された。
見つけたのは大和さんのご両親と知人や登山家のみなさんだった。
県の大和さんの捜索は6月1日以降、中断していた。
それでも、大和さんのご両親は捜索活動を継続。
テレビのインダヒューでもお父上は「必ず見つけます」と言っていた。
公的な捜索が中断されても、ご家族は捜索を続けていた。
知人も、登山家らも参加しての捜索活動で24日、
大和さんの車の部品をやっと見つけ出した。
ご両親の執念だと思う。
今日にでも、ご両親は、発見時の写真などを持って県庁に
捜索の依頼に行くそうだ。
県は8月上旬に捜索を再開すると発表している。
行政にもいろいろな都合があるとは思うが、
車が発見されたのだから、一刻も早く埋まっている車を
引き出してほしい。
もしかして、大和さんは車の中に閉じ込められたままかも知れない。
どうか、ご両親の気持ちに応えてほしいと願う。
2016/07/24(日) 100日目の慰霊祭
相変わらずの猛暑。
益城町と西原村で犠牲者慰霊祭が開かれた。
益城町では21人、西原村では5人が亡くなっている。
熊本地震で自治体主催の追悼行事は初めてとか。
益城町の遺族代表で、母上(84)を亡くされた女性(59)は
「母が亡くなったのに葬式をすることもできず、申し訳ない
気持ちだった。亡くなった人の多くは戦争を乗り越え、
町の礎を築き、支えてきた。皆さんの志を受け継いでいく」
と別れの言葉を述べられたそうだ。
家族を亡くしたのに葬儀もできず、さぞかしお辛かったろうと思う。
予期せぬ地震に襲われて、だれもが犠牲になりえた。
犠牲になった方々は生き残ったわたしたちを救ってくれた。
亡くなった方々への感謝と、生き抜くことを誓って
黙とうを捧げた。
2016/07/22(金) 「ふっこう割」残念・・・
関東はプールががら空きになるくらい冷え込んだという。
熊本は、今日も34度の予想で朝から暑い。
そうそう、「ふっこう割」の話。
今朝8時半に「ふっこう割」の販売サイトへアクセスしたら、
21万枚完売の表示。
「え~、そりゃないでしょ」
夕べも、何度もアクセスしたのに、一度も入れずに終了。
たったの一回で入れ、買えた幸運な人もいるらしい。
抽選でもないのに「運」で明暗分かれるとは。
他県の大分、福岡、宮崎、長崎の4県は大手コンビニに
販売を委託したということで、お店に行けば買える。
たとえ並んだとしても買える。
熊本の場合、反響が大きいことは喜ばしいことだが、
何だか残念というか不公平感が拭えない。
あ、玄関に義姉の声が・・・
ギクッ!
弾んだ声、「買ったぁ~~」。
2016/07/21(木) 「ふっこう割」トライ
きのうのこと、
ふっこう割の販売日だった。
義姉にも頼まれていることだし、販売開始10時の10分前からスタンバイ。
10時ジャスト!
それっ! アクセスしたら「大変混雑しています・・・」の表示。
サイトに入れない。
5分おきにしつこくトライしてみたが駄目、
何度試みても駄目。
お昼前に義姉がやってきてた。
笑顔でやってきた。
「ごめんなさい、お姉さんじつは・・・・」
これ、見てください、とモニターを見せる。
依然、混雑表示で入れない状態。
新聞を見たら、熊本県へ苦情が殺到の記事。
やっぱり。
仕方なく、義姉には
「ずっとアクセスしてみますから」
という言い訳しか出来ない。
巨泉さんが亡くなった。
初期のテレビ番組の既成概念を覆し、
新しい娯楽番組を作り出した人。
巨泉さんが喋ると面白い、お洒落、真似したくなる。
遊びという遊びはすべて知っているのではないか
というほどの博学多識。
「癌は生きるか死ぬかなんだよ」と治療に専念したが、
抗がん剤は拒否、抗がん剤で苦しむのは癌の思うつぼ、
戦いきって死ぬならしようがない。
そうおっしゃってた。
つい先だって、永六輔さんのこと書いたばかりなのに。
テレビ全盛期の立役者として脳裏に残っていたお二人が
亡くなるなんて。
昭和を歴史のくくりにするにはまだまだ近すぎるけど、
でも、だんだんと遠ざかっゆく。
2016/07/20(水) 梅雨明けから猛暑
18日の梅雨明けから猛暑。
山鹿市や人吉市で最高気温35.1度を記録している。
夏とはいえこの暑さは・・・。
ただでさえ汗っかきだからこの季節は超苦手。
両手分の汗が頭や顔から滝のように流れてくる。
だから、夏場の外出は極力避けるようにしている。
夏場の講演の時、バッグにタオルを詰め込み、
ゆうさんの左右の腰にはタオルをぶらさげ、
万全の対策をとっていたことを思い出す。
当サイトの「熊本地震情報」ページ内の「県内の被災状況」に
今日から「大雨による二次災害死」という項目が新たに増えた。
熊本市で亡くなった2名というのは、当スタッフ橋谷君の
ご祖父母のこと。
住宅被害や避難所、避難者、水道断水の数も毎日、変動している。
地震の影響はまだまだ、終わりそうにない。
2016/07/16(土) 般若湯
「きょう、どうですか?」
「般若湯?」とゆうさん。
「ですです!」
お昼時の会話です。
幼少のころ、お寺(浄土真宗)に暮らしたことがあり、
お坊さんたちがニタリ顔で、さも嬉しそうに
「般若湯」と言っていたことを思い出す。
仏教に「五戒」という五つの戒めがあり、その中の一つに
不飲酒戒(ふおんじゅかい)という、酒を飲んではいけない、
また他人をして飲ましめてもならない、また他人が酒を飲むのを
容認してはならないという、厳しい戒律がある。
が・・・・、
不飲酒戒は、 酒を飲むこと自体を戒めたというより、
酒を飲むことによって他の四つの戒めを犯しやすくなるからであり、
般若はもともと薬、そして梵語で般若は「知恵」を意味する
ということから、あるお坊さんが「ほどほどに知恵を飲もう」
と解釈したと言われている。
まことに都合のよい解釈。
お寺さんからの講演依頼もたくさんあったが、
ほとんどのお坊さんはお酒が好き。
講演後の夕げのお誘いはだいたい般若湯で、
いろいろと知恵を授かったのです。
というわけで、今夜は久しぶりの般若湯。
キッチンにて、ドンという音でユラユラユラ、
みんな「はいはいはい」「揺れてる揺れてる」
完全に居直っている。
2016/07/15(金) 盛 夏
青空、白雲、蝉、土のにおい、夏真っ盛りです。
夕べ、義姉が突然やってきて、
「『ふっこう割』買ってちょうだい」と頼まれた。
「ふっこう割」とは九州観光を支援する目的で発売される
県内宿泊券のことである。
県内の温泉旅館やホテル、民宿などの施設で使うことができる。
熊本と大分は最大70%引き、沖縄を除く5県は最大50%引きとなる。
「九州ふっこう割 宿泊券」を購入するには電話とサイトでの申し込みになるが、
電話の場合は900円の手数料がかかる。
そこで、パソコンを持ってない義姉がサイトで申し込んでほしいとやって来たのである。
20日からの販売で9月30日宿泊分まで有効とのこと。
かなりの応募だと思う。運が良ければとれるかな・・・。
「九州ふっこう割」についての申込方法や連絡先については
当サイト「熊本地震関連週刊ニュース」を見てください。
昨日までの大雨が嘘みたいに、明るく、静かで、風鈴が涼やかな音を鳴らしてる。
2016/07/14(木) 地震から3カ月
熊本地震の発生からきょうで3カ月。
今なお5千人近い人々が避難生活を送っている。
ピーク時のおよそ18万人からすればかな減ってはいるものの、
県外避難や車中泊など把握できない避難者も多いとか。
現在整備中の応急仮設住宅3,631戸のうち、完成したのは
約4割の1,429戸。
住宅被害は全壊8,299棟、半壊2万5,932棟、
一部損壊12万584棟。益城町などでやっと、全半壊家屋の
公費解体が始まった。
事務所スタッフの橋谷君のご家族もやっとアパートに入居するなど、
生活再建に向け、一歩一歩前に進んでいる。
あれだけ、避難所に押しかけていたテレビクルーも今は
見かけなくなったという。県外の報道もだんだん少なくってきた。
その点、地元新聞、熊日新聞は、地震の現況、復興、
被災しても懸命に生きる姿など、地元紙ならではの視点で
紙面を割いている。
ジャーナリズムって、厳しく、殺伐としたものとイメージするが、
被災の現実、復興に向けたたくましさなど、ささやかでも
きょうの生きる糧になる記事もジャーナリズムの一環ではないかと思う。
地震後のコラムで複数の記者が、
被災者の心に土足で入り込むような取材になってないか、
報道のあり方について記していた。いい記者さんたちです。
あれから3カ月、きょうも、復興に向け、少しずつではあるけれど、
いろんな所でいろんな形で動き始めている。
2016/07/13(水) 「避難勧告」
熟睡してたみたいで、エリアメールに全く気付いてなかった。
午前2時17分と2時26分、丑三つ時かな。
「避難勧告」が2回もきているのに、ぐっすり。
夫が言うには、「ベッドが流されても寝てる」。
朝、8時になってもどんよりとした空。
地震被害が大きかった益城町で、この雨で半壊の家が
倒壊し道路をふさいでいるという。
もう、あちらこちらで被害が出ているようだ。
お昼前にまた激しい雨が降るらしい。
この辺りはまだ屋根にブルーシートを被せた家が多いので、
雨漏りが大変だろう。地震で被害を受けた家など、どこもまだ
手つかずの状態だから心配。
2016/07/12(火) ♪いつもの小道で♪
熊本のほとんどの地域で、
大雨注意報と土砂災害警戒のための「避難勧告」が出ている。
午前中、全く雨の気配もなく好天気だったのに、
ところがやっぱり、
昼食時にザーーとバケツをひっくり返したようなドシャ降り。
最近の天気予報はよく当たる。
今朝から訃報が続く。
永六輔さんは7日に亡くなったそうだが、その存在は
テレビ放送の歴史とともにあったような気がする。
自分が思い出すテレビやラジオの番組、音楽にしても、
必ずといっていいほどどこかに永さんが関わっている。
今朝、ゆうさんは歌いながら出勤してきた。
「その歌は?」と聞くと
「いつもの小道で」。
NHKの「夢で逢いましょう」という番組で
田辺康雄さんが歌っていたらしい。
「永六輔さんの作詞で曲は中村八大さん。二人は
ハチロクコンビと呼ばれ、たくさんの楽曲をてがけているが、
中でも、『いつもの小道』が一番好き!」とゆうさん。
丁度その頃、初恋をしたらしく、片思いの女の子と
道ですれ違っても何も言えなかったそうだ。
あまりにも歌と情景がぴったりで、忘れられない曲と
なっているそうだ。
いつもの小道で(^^♪
目と目があった
いつものように
目と目をそらせた
通り過ぎるだけの
二人のデイト
「へーそんな時代あったの?」(ーー;
「ある」
と言って2番を歌いだした。
ザ・ピーナッツの伊藤ユミ(妹)さんも5月に亡くなっていた。
日本で最初の、国際的エンターティナーだと思う。
華やかな、スターの中のスターだった。
握手なんてとんでもない、雑誌かテレビでしか会えない人。
市役所に勤めていたころ、同僚とお酒を飲んではカラオケで、
必ず「恋のバカンス」「恋のフーガ」をハモったものだ。
何だか、さびしい。
でも、永さんもザ・ピーナッツもあの世できっと、みんなを
楽しませているだろうな。
2016/07/10(日) 参院選の投票日
昨夕の地震は久々にガタガタガタと横揺れ。
直感で「今のは震度3」と言った。
テレビの画面に「合志市震度3」と出ていた。
震度1や2のクラスでは言葉にすらしないのに、震度3ともなると
ちょっと引き締まる。
体感で震度がわかるようになるとは、慣れはこわい。
選挙とは思えないほど、何の音沙汰もない。
これまで、選挙ともなれば知人やら近所からも「○○よろしくね」
とか電話があったりするんだけど、何にもなかった。
そうそう、選挙カー一度も見てないし、スピーカーの声も聞いてない。
ま、行かなきゃ。
今日は18、19歳の若き有権者が初めて投票に参加する。
今から、行ってこよう。
2016/07/08(金) 梅雨らしい雨
今日の雨に妙に納得。
「これが梅雨」。
昨日までの酷暑に乾ききった地を湿らせている。
どうか心地よいシトシトのままに願いたい。
久々に知人のホテル関係者と話をした。
聞いたところでは、観光客激減で悩ましいとのこと。
偶然にも今朝の新聞にそのことが出ていた。
今年の4月~6月の宿泊数は5万9,334人と、
前年同期(13万5,383人)の約44%も落ち込んでいるという。
県内の観光に関わる人々が、全国各地に出かけ熊本への
観光客を呼び戻そうと、今盛んにPR活動を展開している。
ぜひ、熊本へ来てほしい。
市電(ちんちん電車)に揺られ、のんびり熊本を見て感じて、
美味しいものを食べて、熊本弁の人情に触れてほしい。
東へ行けば阿蘇の山々
西へ行けば天草の藍の海
どっちゃん(どちらの方向)行っても温泉あり。
ほんと、熊本はよかとばい。(いいところです)
2016/07/07(木) 酷暑
昨日は合志市で34.5度。
県内は各地で今年の最高気温を更新し、
熱中症の疑いで午後4時までに22人が搬送されたという。
梅雨明けは中旬以降らしいが、連日の真夏日にこの先が
思いやられる。
お隣の奥さんが「スズキ」を持ってきてくれた。
「ちょっとゆうさん、重たいからお願いね」と奥さん。
はいはいと車へ向かったゆうさん。
「うぉー」という驚嘆の声。
ゆうさん、早速キッチンへ。
これは・・・
「大きすぎでしょう!80センチもある!」
どうやら息子さんが釣ってきたらしいのだが、釣った本人も、
持っきてくれた奥さんもご主人も魚はあまり食べないんだそうだ。
じゃ、なぜ釣りに?と思ったが、
意外にも釣りは好きだけど、食べるのは苦手という人は結構いるらしい。
「大きいのも程があるでしょ」とゆうさん。
最近、「程があるでしょ」は、ゆうさんの流行語になっている。
鮮度が落ちるから、と5時に仕事を中断して夕食の準備。
電話で夫の兄夫婦に電話して夕食へ招待、そうでもしないと
せっかくの魚が。
刺身に塩焼き、ムニエル、アラの味噌汁、昼食分の西京漬け。
ね、ゆうさん、HP用の写真とかいいの?
「そんな余裕ないし」とけんもほろろ。
で、1時間で料理完成!
魚 魚 魚 久々の魚三昧だった。
2016/07/03(日) ミョウガ(茗荷)づくし
夫が庭のミョウガをとってきた。
しかもバケツいっぱい!
これを見たゆうさん
「なにこれ? って、ものには程があるでしょ」
ミョウガ?いつ植えたのか記憶もないのに、年々増え続け、青々と茂っている。
葉をかき分けると根元に白い花のようなものが見える。
後光がさしているかのように見える白いもの、
これは花ではなく偽茎(ぎけい)というもの。
この白い部分を指で少し掘ってみると
ミョウガが顔を出す。
そしてキッチンでは・・・
「ったく、おれが始末しなきゃならんのに・・・」
と、ミョウガを洗いながら口上めいたものをやりはじめた。
「ミョウガ食すと物忘れ、こいつにぁーふかーい訳があり
お釈迦様の弟子という周利槃特(しゅりはんどく)は、
自分の名前を忘れるほどの物忘れ、ついにはお釈迦さま、
しゅりはんどくの首から名前の札をぶら下げた、
それでも自分の名前をおぼえぬままにあの世いき、草場に生える白い花。
それを掘ると何とも言えぬよい香り、以来、名札の別名ミョウガと称しこれが、
食すと物忘れの由縁なり。
ならばミョウガで一杯、悪しきことはさっぱり忘れ、ほろ酔い加減で、
オッと女房の名前忘れちゃいけないよ~」
おー 名調子! さすが、どこで覚えたの?
「口から出まかせ、ミョウカ好きなおれが暗記できるわけないでしょ」と、ゆうさん。
なんだかんだ言いながら、あのミョウガを全部洗ってしまった。
包丁で切るとこんなにきれい。
「それではミョウガのおしたしです」・・・ また始まった、ゆうさんのひとり芝居。
「せんせー おひたしではないですか、いや、おしたしです。
江戸っ子はおしたし、しびやです。で、せんせーのご出身地は、それは・・・ナ、イ、ショ」
う~ん 微妙です。 こちらの顔色見ることなく、一人でハイテンション。
まさか、宝くじでも当たったんでは?
そうめんだしでおひたし
冷奴にも
そうなると、こうなるわけで・・・
甘酢漬け
甘酢漬け。 これは瓶詰にしてご近所におっそわけ。
今夜のメイン、バンバンジーにもあしらって。
きょうはミョウガづくし。
で、明日になったら、昨日食べたの何だったっけ?かな。
2016/07/01(金) 雨あがる
朝6時、カーテンを開けると晴れていた。
久々の晴天、待ってましたとばかりに蝉が鳴いている。
ほんとよく鳴く、しかも大合唱。
あの鳴いている蝉は雄で、雌ゼミに「ここにいるよ」と
居場所を知らせているらしい。
だから、あんなにうるさく、しつこく鳴いているわけだ。
蝉の鳴き声が夏を一層暑く感じさせるのは、きっと
ひたむきな求愛熱が大気に充満しているからであろう。
幼虫からやっと成虫になって、長くてもひと夏しか生きられない。
そんなセミの鳴き声に、生きるための生きざまを感じた。
石器時代は、まさに生きるために狩りをし、子孫を残すために
転々とした。
常に生きていくことのために必死だったと思う。
ところが、およそ4万年を経て、今は何でも豊富。
もう、生きていくために生きるという必死さも
薄れてきているように思う。
一日中鳴き続ける蝉に教えてもらった。
「生きているということを感じながら、無理をせず、
自分に合った生き方で生きることを。」