BLOG 2017年04月


2017/04/23(日) ブルーインパルス

昨日のこと、車で買い物へ向かう道すがら、
ふと空を見上げたら、なんと編隊飛行をやっていた。
大空には五輪のマークらしきものが・・・。

うん?もしかして東京オリンピックの練習?
まさか、早すぎでしょ??
なんて自問自答。
歩道橋でも何人もの人たちが手をかざして
見入っていた。

で、今朝のこと、珍しく長女から電話で、
「今日熊本城で、ブルーインパルスの
飛行があるから見に行かない?」と誘われた。

あーそうだったんだ、そこで納得!
昨日の謎がとけた。

あのブルーインパルスが、熊本地震からの
復興の願いを込め、熊本市や益城町などの
上空から被災者にエールを送るという。
午前中、熊本城二の丸広場の上空で編隊飛行を披露
するというわけで、娘の誘いにふたつ返事でのっかった。


思った通り、大変な渋滞に駐車場も大混雑、
ようやく現場についたら、人、人、人のお祭り騒ぎ。



                     なんと約6万人(主催者発表)の人出。

午前11時15分、白いスモークをなびかせ6機がやってきた。


おぉー すご~い! 歓声が沸き起こる。


グォ~~ン おぉー かっこいい!


ヒュ~~ン わぁ~ 大歓声。
    扇型に編隊が広がる「レベルオープナー」


あら~ あれって昨日見た五輪のマーク?
いやいや、あれは実は「サクラ」だった。
真下から見ると桜の花びら。

カメラを構えても、近すぎて全体像が
なかなか撮れなかったが、肉眼にしっかりと焼き付けた。

およそ25分間の編隊飛行。
清々しい日本晴れのキャンパスに、飛行音とともに
魚が泳ぐかのような華麗に舞ったブルーインパルス。
ほんとうに勇気をいただきました。

ありがとう。

※ブルーインパルス
青と白にカラーリングされた6機の機体が華麗な
アクロバット飛行(展示飛行)を披露する専門のチーム。
航空自衛隊松島基地(宮城県松島市)第4航空団に
所属する「第11飛行隊」。

熊本での飛行は熊本城築城400年の祝賀以来、10年ぶり。
3番機パイロットととして、わが町、合志市出身の
上原広士(32)さんが搭乗していた。


2017/04/22(土) 春 花盛り

昨年は地震と豪雨のせいか、
野菜も花も不作、色あせた春だった。

今年は・・・
野菜も花も勢いがちがう。
2年分の元気を出しているかのようだ。


花真っ盛り!


2017/04/16(日) 本震が起きた日

朝からとてもよいお天気。

昨年の4月16日土曜日午前1時20分頃のことだった。
熊本は2度目の大地震(本震)に揺れた。

あの夜、皆が家の外に出て
それぞれの安否や破損の状況などを確認しつつ、
夜が明けるまで、かつて経験したことのない大地震の
恐怖におののいていた。

停電で真っ暗闇の中で、電話も通じず道路も数珠つなぎ、
なす術もなく途方に暮れる、いかに近代文明に頼り切って
いたかということを思い知らされた。

地震の規模や、甚大な被害状況、
亡くなった人たちのことなど、事態の概要をを知ったのは、
テレビの昼のニュースだった。

あれから1年、今も小さな地震が続いている。
いつ、また大きな地震が起きるかもしれない。
あのときの、いくつもの教訓を活かすことができるよう
いつも考えておかなければならない。
改めてそう思う。


2017/04/14(金) 熊本地震1周年

14日の地震は丁度、車に乗って
自宅へ帰る途中の出来事だった。

午後9時26分、車が左右に揺れた。
ん?・・・故障?
よもやそれが地震とは微塵にも思わず、
不思議な感覚のままでマンションの駐車場へ着いた。

そこには着の身着のままの住人が集まり、
ただならぬ雰囲気を醸していた。
母もその中で呆然としていた。

お隣のおばちゃんから「大丈夫だったね~?」
と尋ねられ、
何のことかだか理解できずに、
「何かあったんですか?」と、なんとも
場違いな返答をしてしまった。

みんな、口を揃えて「今から避難所に行く」
と言っていた。
そうとうの揺れだったようだ。

それから・・・
16日未明のこと、
ガタガタガタ シャンシャンシャン(ガラス音)
ドーン ガシャッガシャッ

あの音、あの音は忘れられない。
熟睡していたところへ、激しく揺り起こされた。
一瞬「なに? だれ? えっ 地震?」

もうろうとした状態から地震と認識するまでに、
どれくらいの時間がかかったんだろう。
実際には何秒だったのかもしれないが、
いろんなことを考えていたように思う。
今まで、こんな大きな地震なんて
経験したことがないから体中が
戸惑っていたのだと思う。

わたしの感覚では16日は一晩中、揺れていた。
空襲警報のようなサイレンが鳴り響き、
四方から街頭スピーカーの妙に冷静な
アナウンスが聞こえていた。

あれから丸1年が経った。

未だ、地震による関連死が伝えられ、
3月31日時点で2万206世帯4万7725人が
県内外の仮設住宅や公営住宅で「仮住まい」を
強いられている。
被災住宅の解体も約1万4千棟のが残っており、
自宅再建のめどが立たない被災者も多い。
東北地震も、
熊本地震もまだ終わっていない。

今日は1年という節目の日、
亡くなった方々のご冥福と
多くの被災者の方々のご健康を祈ろう。


2017/04/13(木) 春の色

穏やかなお天気で麦の穂が急に大きくなった。
スクスクと真っすぐに伸びている。


久々にゆうさんと隣町へお買い物。
通い慣れた近くのスーパーが閉店となり、
車で20分の菊池市へ。

川を越え、峠の桜並木を過ぎると
青い麦畑が広がり、
あぜ道には黄色い菜の花が揺れている。


竹の子もスクスクと・・・

春の色に包まれ、なんだかこちらまで
スクスクと背が伸びそう。

明日は熊本地震から1年になる。


2017/04/12(水) お花見

やっと晴れる。

雨続きで「今年はもうダメかな」と、
あきらめかけていた。



実にお見事!

急きょ、お弁当買い込んで、昼食は「お花見」。


静かに、花を見ながらお弁当を食するのも
なかなか乙なもの。

夕方から大量の酒、つまみ、助六をぶら下げて、
人混みの中でワイワイガヤガヤやるだけが、
お花見ではない。
でも・・・
あっちこっちで盛り上がる賑やかなお花見も、
そそられる。


2017/04/07(金) 阿蘇たかな

今や高菜の最盛期。

阿蘇では「阿蘇たかな」の高菜折りで
大忙し。「高菜折り」とは阿蘇特有の
収穫方法のことをいう。


わが家から車で5分の「きくちのまんま」
という、野菜生産者直売の小さなお店の
店頭にも、青々とした高菜が所狭しと
積まれている。

多分、都会ではこんな値段では買えない
だろう。いや、そもそも売ってないのかも。
 みんな高菜漬けは大好物、だから、
いつもこの時期は高菜を買い込み
浅漬けにする。
3月初旬の出始めから、
高菜漬を漬けること3回目。




ただ、栽培農家の高齢化などで
高菜の生産量は、この40年で半減している。
新たに栽培を始める農家もなく、
高菜漬けなどの観光産業も
危機感を募らせているという。


高菜の香りにシャキシャキとした歯ざわり、
白いアツアツのご飯を高菜の葉っぱで
くるりと巻いて食べる! ごくっ
あ~ たかな~


2017/04/02(日) 桜・開花宣言

昨日、開花宣言は出されたものの、
庭の桜はまだ、つぼみ。

庭のソメイヨシノ(4月2日撮影)

熊本地方気象台によると、
標本木で五輪以上の開花が確認されたのは
平年より9日遅く、昨年より10日遅い。
1962年4月2日に次ぎ、観測史上2番目の
遅さとか。
私の生まれた年以来だなんて・・・

満開には程遠い桜でも、
好天に恵まれた昨日は、
熊本城の二の丸広場などたくさんのお花見客で
賑わったそうだ。

桜って、人々を呼び寄せるパワーがあるのかな。
桜と聞いただけで、何だかウキウキ、
お花見をしなきゃという衝動にかられてしまう。

市役所在職中、職場のお花見は恒例行事。
開花が近付くと「花より日程」、
花が咲こうが咲くまいが、要は
多数の都合が一致した日がお花見会だった。

思い返せば、ほとんど急きょ決定で、
コートを着込んで、お弁当をぶらさげて熊本城へ。
便利なことに、市役所から熊本城までは
徒歩で5分。
「そうと決まれば!」からの早かったこと。

寒さで唇が紫色に変わっても、
ブルブルと震えながらのから騒ぎ。
今思うと、なんと元気だったことか。

庭のしだれ桜は開花(4月2日撮影)