BLOG 2021年08月


2021/8/9(月) 「長崎原爆の日」

午前11時2分、黙祷。

平和祈念式典で、「平和への誓い」を述べた被爆者
代表は92歳の岡信子さんだった。

岡さんは当時16歳で、大阪の看護専門学校の学生
だったが、大阪の空襲で長崎の実家に帰郷、そして
被爆。
左半身にガラス片が刺さる大けがをしながら、看護
学生として救護活動にあたられた。
原爆投下から3日後、救護所の中は、軍隊の衛生兵
が「戦場でも見たことがない」というほどの惨たら
しい光景で思わず逃げ出したくなったという。

脚の傷にウジがわき、痛む足を引きずりながら、
行方が分からない自らの父をいつまでも探し回った
岡さん。
探し回る道すがら、腹から飛び出した内臓を両手で
抱え、ぼうぜんと立ち尽くす男性や、首がちぎれた
赤ん坊に乳を飲ませようとする若い母親。

岡さんは言う、
「私の後ろには原爆で亡くなった大勢の人々が
立っている。」

岡さん、どうか、どうかいつまでもお元気で、
あのときのことを伝えてください。


2021/8/6(金) 「原爆の日」

もう76年になるのか~。

朝のテレビで「あ、そうだった」。
新型コロナやオリンピックのさ中で思い出さなかった。

午前8時15分、黙祷。
間に合ってよかった。

なんだか今年は時が早く感じる。

コロナは予想通りのまん延。
オリンピックもなんだかんだであとわずか。
ほんとなんだかせわしない。

あんまりスポーツには興味がないけど、
スケボーの若い女性たちには感激した。

期待を背負った緊張や悲壮感もなくのびのびと
楽しんでいる。
何の思惑もなく、ただ自分のためにチャレンジ
している。爽快だ。

スポーツってそうでなければ、と思う。
メダルなんて本人が頑張った証。
金がいくつとか、銀がどうだなんて他人が言う
ことではない、彼女たちの笑顔が
「そう思わせてくれた」

もう時代は変わった。