2016/10/09(日) 「もう勘弁して」

2016年10月 阿蘇 熊本地震

夜明けとともに雨あがる。

庭に出て阿蘇山を眺めたら、
ガスがかかって何も見えない。

今朝の熊本日日新聞は阿蘇山の
爆発的噴火の記事に紙面を割いている。
噴火はきのう午前1時46分ごろだから、
当日の朝刊に掲載できず、1日遅れの
報道となった。

1面に大きな文字で
「阿蘇中岳 爆発的噴火」という見出し。
社会面の見開きもいくつもの大きな見出しが。
「噴煙1万㍍超 入山規制」
「なんで災難続くのか」
「地震から半年 復旧の途上」
「観光、農業にダメージ」
「とどろく雷鳴、降る噴石」
紙面の写真を見ると、あらためて噴火の
ものすごさを感じる。
記事中の「もう勘弁して」という文章が、
現地の人たちの心中を表している。

4月の地震から半年、復旧へ向けた活動に
明かりが差し始めた矢先に、再度の自然災害、
その精神的なダメージは計り知れない。

それでも、降灰が積もった道路、建物、農地や
住まいなどの清掃、また、噴石で破損した
ガラスなどの修復、そこから始めるしかない。
また、そこから。

阿蘇の人たちはカルデラとともに生きてきた人たち。
きっと・・・