熊本地震関連のニュースからピックアップ -2020年6月-

熊本地震関連ニュースピックアップは、熊本日日新聞の記事より抜粋しています。

2020年6月13日(土) 熊本地震1522日目

■仮設入居 来年3月200世帯
蒲島郁夫知事は12日の県議会一般質問で、熊本地震の仮設住宅入居者が2021年3月時点で約200世帯残るとの見通しを明らかにした。県住まい対策室によると、約200世帯は益城町の区画整理事業や熊本市の液状化対策などの公共工事の完了を待つ世帯と、自宅の完成を待つ世帯。答弁で蒲島知事は「最後の1人まで住まい再建ができるよう全力で取り組む」と述べた。一方、5月末現在の仮設入居者は615世帯(1632人)。19年度で全て完成した災害公営住宅(復興住宅)への引っ越しが進み、世帯数は前月比19.7%減となった。内訳は建設型仮設224世帯(617人)、借り上げ型のみなし仮設383世帯(996人)、公営住宅など8世帯(19人)だった。県住まい対策室によると、新型コロナウイルスの影響による資材不足で自宅完成が遅れた仮設入居者は出ているが、経済状況の悪化で自宅再建そのものを断念したケースは確認していないという。