熊本地震関連のニュースからピックアップ -2018年4月-
熊本地震関連ニュースピックアップは、熊本日日新聞の記事より抜粋しています。
4月5日(木) 熊本地震722日目
■11人の関連死却下 熊本市
熊本市は4日、熊本地震後に亡くなった男女11人を震災関連死と認めず、災害弔慰金の申請を却下したと発表した。却下は3月26日付。同市による却下は今回で200人を超え、201人となった。
4月13日(金) 熊本地震730日目
■住宅再建 3割超「見通し立たず」
熊本日日新聞社は12日、熊本地震発生2年を機に実施した、住宅被害を受けた県内被災者への聞き取り調査の結果をまとめた。住まいを「再建・確保ができた」「見通しが立った」とする人が6割を超え、4割超だった「地震1年」の前回調査時を大きく上回る一方、依然として3割超が「見通しが立たない」と回答。「復興」についても実感する人と実感できない人はほぼ同じ割合で、被災者間で生じている復旧・復興の格差がうかがえる結果となった。
■復興の歩み
熊本地震からの復興の歩みをたどる熊日・RKK報道特別企画展「熊本地震 それぞれの2年」が12日、熊本市中央区世安町の新聞博物館(熊日本社内)で始まった。5月31日まで。
■被災地の今を見て
南阿蘇村など熊本地震で被害を受けた地域の住民が15日、被災地の現状を伝えるインターネット番組「ゼロから動き出した熊本」をライブ配信する。主催者は「住民自ら発信することで地震の風化を防ぎたい」と話している。
配信時間は正午~午後3時。スマートフォンやパソコンから無料で視聴でき、番組を見ながらコメントも書き込める。
番組サイトは https://fromzero.k-mirai.pw
4月14日(土) 熊本地震731日目
■仮住まい 今も3万8000人
最大震度7の激震が2度襲った熊本地震は14日、発生から2年を迎えた。この1年間で新たに42人の震災関連死が認められ、犠牲者は計264人となった。被災住宅の公費解体はほぼ完了したが、今なお約3万8千人が仮設住宅などでの仮住まいを続けており、生活再建が大きな課題となっている。道路や鉄道の復旧も道半ばだ。
■きょう追悼式
県は14日午前10時から、熊本地震の犠牲者追悼式を県庁地下大会議室で開く。遺族ら約400人が参列し、蒲島郁夫知事や遺族代表らが追悼の言葉を述べた後、献花して犠牲者の冥福を祈る。
■復興の歩み
熊本地震からの復興の歩みをたどる熊日・RKK報道特別企画展「熊本地震 それぞれの2年」が12日、熊本市中央区世安町の新聞博物館(熊日本社内)で始まった。5月31日まで。
■被災地の今を見て
南阿蘇村など熊本地震で被害を受けた地域の住民が15日、被災地の現状を伝えるインターネット番組「ゼロから動き出した熊本」をライブ配信する。主催者は「住民自ら発信することで地震の風化を防ぎたい」と話している。
配信時間は正午~午後3時。スマートフォンやパソコンから無料で視聴でき、番組を見ながらコメントも書き込める。
番組サイトは https://fromzero.k-mirai.pw
4月15日(日) 熊本地震732日目
■大切な古里 復興誓う
熊本地震の発生から2年を迎えた14日、県主催の犠牲者追悼式が熊本市中央区の県庁地下大会議室であり、遺族ら約320人が参列した。この日は各地で追悼の催しがあり、県内は鎮魂の祈りと、ふるさと再生への願いに包まれた。
■「明るく元気に前へ」 益城町の2仮設団地 雨の中 追悼行事
熊本地震から2年を迎えた14日夜、2度の震度7に見舞われた益城町の仮設団地では追悼行事があり、犠牲者に祈りをささげた。住民らは竹あかりをともすなどして復興への思いを新たにした。
■震度1以上 4481回に
気象庁は14日、2016年4月14日に発生した熊本地震前震から丸2年となる今年4月14日までの間に、震度1以上を観測した熊本地震関連の地震が4481回に達したとことを明らかにした。この1年間は1カ月に6~28回で推移。気象庁は「全体として地震は減りつつあるが、活動は継続している」として、引き続き警戒を呼び掛けている。
■被災地の今を見て
南阿蘇村など熊本地震で被害を受けた地域の住民が15日、被災地の現状を伝えるインターネット番組「ゼロから動き出した熊本」をライブ配信する。主催者は「住民自ら発信することで地震の風化を防ぎたい」と話している。
配信時間は正午~午後3時。スマートフォンやパソコンから無料で視聴でき、番組を見ながらコメントも書き込める。
番組サイトは https://fromzero.k-mirai.pw
4月16日(月) 熊本地震733日目
■祈り、そして決意 被災3町村追悼式 きょう本震2年
熊本地震の本震から16日で2年となる。震度7など激震に見舞われた益城町と西原村、南阿蘇村では15日、それぞれ追悼式が執り行われ、黙とうや献花で犠牲者を悼んだ。遺族らは、突然の別れとなった家族との思い出を振り返り、生活再建に向けた決意を新たにした。
・直接死で20人、震災関連死で23人が犠牲となった益城町は町文化会館で追悼式を開催。遺族63人を含む約260人が参列した。
・震災関連死3人を含む8人が亡くなった西原村は、村構造改善センターで追悼式を開き、約150人が参列した。
・直接死16人、関連死14人の犠牲者が出た南阿蘇村は、長陽体育館で追悼式を開催。遺族18人を含む約300人が参列した。
4月18日(水) 熊本地震735日目
■関連死認定率 市町村で差
熊本地震に伴う県内の震災関連死の認定で市町村によって認定された人の割合(認定率)にばらつきがあることが、県のまとめでわかった。最高は阿蘇市の60.5%で、7市町村では認定が1人もいなかった。専門家は「認定されなかった遺族には丁寧な説明が必要だ」としている。
県が3月末時点で審査会を設置する26市町村を調査。審査結果が出た人は574人で、うち認定は19市町村の計209人だった。認定率は、60%台が2市町、50%台が5市町村、40%台が5市町村、30%台が4市町、20%台が2市町、10%台が1町となっいる。県平均は36.4%。審査済みが280人と最も多かった。熊本市は28.2%だった。
4月21日(土) 熊本地震738日目
■建設型仮設 空室19%
熊本地震の被災者が入居する建設型仮設住宅で、3月末時点で全体の約19%に当たる814戸の空室が発生していることが20日、県のまとめで分かった。住まいの再建が進んだ一端だが、依然として約3万8千人が県内外で応急仮設住宅での仮住まいを強いられている。
4月23日(月) 熊本地震740日目
■熊本市 マンション防災調査 マニュアル作成27%
熊本市が熊本地震後に市内の分譲マンションを対象に実施した実態調査で、防災マニュアルを作成している管理組合が27%にとどまっていることが分かった。防災訓練の経験がある組合も半数のみで、専門家は「地震後も住民の防災意識は十分と言えない」と指摘する。2017年度に調査を実施。5戸以上ある市内の全分譲マンション754棟に調査票を送付し、176棟(25.77%)から回答を得た。
4月25日(水) 熊本地震742日目
■河陰阿蘇線27日開通
県は24日、南阿蘇村の県道河陰阿蘇線(149号)で全面交通止となっいた305㌔区間について、27日午後2時に規制を解除すると発表した。解除するのは国道325号交差点~草千里浜栃木線交差点。村役場方面から阿蘇山上に向かう場合、これまでは国道325号と草千里浜栃木線を迂回する必要があったが、短縮につながる。
4月27日(金) 熊本地震744日目
■阿蘇山上 にぎわい再び 登山道 全面復旧
熊本地震で不通となっていた阿蘇山上へ通じる県道阿蘇公園下野線(北登山道)が開通した26日、阿蘇中岳第1火口では火口見物が再開され、大型連休を前に観光復興へ大きく前進。山上一帯は歓迎ムードに沸いた。
4月28日(土) 熊本地震745日目
■仮設孤独死20人に
県は27日、熊本地震で被災し、借り上げ型のみなし仮設住宅に入居していた熊本市の40代男性が誰にもみとられずに死亡していた、と発表した。被災者の仮の住まいで「孤独死」が確認されたのは県内で20人目(公営住宅、特定優良賃貸住宅各1人を含む)。