熊本地震関連のニュースからピックアップ -2018年12月-
熊本地震関連ニュースピックアップは、熊本日日新聞の記事より抜粋しています。
12月12日(水) 熊本地震973日目
■被災者の引っ越し支援
益城町は12日、来年1月から一部の災害公営住宅(復興住宅)で入居が始まるのに合わせ、被災者の引っ越などを支援する「復興関連ボランティアセンター」を新設する方針を明らかにした。町社会福祉協議会に事務局を設け、被災者のニーズに応じてボランてィアを紹介する。
12月14日(金) 熊本地震975日目
■仮住まい 1万世帯切る
県は13日、熊本地震で自宅を失った仮住まいの被災者が11月末時点で9519世帯となり、ピーク時の昨年5月末以降、初めて1万世帯を下回ったと発表した。人数は2万1678人。内訳は、建設型仮設住宅が2417世帯(5763人)、借り上げ型みなし仮設住宅が6897世帯(1万5437人)、県内外の公営住宅などが205世帯(478人)。仮住まいは昨年の5月末時点で、2万255世帯、4万7800人だった。仮設住宅は今年4月以降、原則2年間の入居期限を順次迎えており、退去のペースが加速。生活再建が進んでいるとみられる。
12月20日(木) 熊本地震981日目
■7800万円を17市町村に配分
県は19日、熊本地震の被災者支援で県と日本赤十字社、共同募金会に寄せられた義援金の第30次配分として、17市町村に7800万円を送ると発表した。送金は21日の予定。配分額は熊本市6060万円、宇城市250万円、御船町250万円など。県の配分対象と基準額に変更はなく、被災者への支給額は県の基準を踏まえ、市町村が決める。新たに被害が確定した世帯向けで、すでに受け取った世帯への追加支給はない。3者に集まった義援金は13日現在で527億1099万円。
12月28日(金) 熊本地震989日目
■京大火山センター再開へ
熊本地震で使用不能となっている南阿蘇村の京都大火山研究センターが、来年度末から施設の災害復旧工事に入り、2020年度末にも現地での研究再開を計画していることが27日、分かった。
同センターは阿蘇中岳火口から約7㌔西の丘の頂上にある。中央塔がある鉄筋コンクリート造り7階建ての本館は1929(昭和4)年完成で、国の登録有形文化財に指定されている。
12月31日(月) 熊本地震992日目
■大津―立野の復旧難航
JR九州は、熊本地震で被災した豊肥線の肥後大津(大津町)―阿蘇(阿蘇市)の不通区間27.3㌔について、先行復旧を視野に入れていた肥後大津―立野(南阿蘇村)で工事が難航しているため、全区間を一斉に運行再開する見通しが強くなったことを明らかにした。